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走行距離ゼロなのに「中古車」で販売、中国当局がメーカーや業界団体と協議へ

2025年05月27日(火)14時31分

 中国商務省は、走行記録がない乗用車が中古車として販売されていることについて、比亜迪(BYD)や東風汽車などの自動車メーカーや中国汽車工業協会(CAAM)などの業界団体と協議する。写真はBYDのロゴ。昨年4月、北京モーターショーで撮影(2025年 ロイター/Tingshu Wang)

[上海 27日 ロイター] - 中国商務省は、走行記録がない乗用車が中古車として販売されていることについて、比亜迪(BYD)や東風汽車などの自動車メーカーや中国汽車工業協会(CAAM)などの業界団体と協議する。関係者が明らかにした。

先週、長城汽車の魏建軍会長は金融情報サービス、新浪金融のインタビューで、中国自動車市場で長年にわたる価格競争の結果、「走行距離ゼロの中古車」と呼ばれる現象が見られると指摘した。登録済みでナンバープレートが付いており、販売済みとなっているが、走行記録がない車が中古市場で売られているという。中国の中古車販売プラットフォームでは、少なくとも3000─4000の業者がそのような車を販売していると魏会長は述べた。

関係者によると、この手法は、自動車メーカーやディーラーが高い販売目標の達成に取り組む中、販売支援策として業界内で注目されているという。

ロイター
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