インドのサービスPMI、5月は58.8 需要堅調

6月4日、S&Pグローバルがまとめた5月のHSBCインドサービス部門購買担当者景気指数(PMI)は58.8と、高水準を維持した。写真はインドのニューデリーにある商業施設の建物の間を歩く男性。2023年2月撮影(2025年 ロイター/Altaf Hussain)
[ベンガルール 4日 ロイター] - S&Pグローバルがまとめた5月のHSBCインドサービス部門購買担当者景気指数(PMI)は58.8と、高水準を維持した。海外の需要が好調で、雇用は記録的な高水準だった。
価格圧力は強まった。速報値は61.2。4月は58.7だった。
好不況の分かれ目となる50を過去4年近く上回っている。
新規事業は急増。増加ペースは2─4月とほぼ同水準だった。広告、好調な需要、既存顧客からの追加発注が寄与した。特に輸出受注が好調だった。
雇用の増加ペースは2005年の調査開始以降で最高。回答企業の16%近くが従業員を増やした。
これに伴い、コストは上昇。投入価格と産出価格の双方が過去の平均を上回るペースで上昇した。
企業の信頼感は4月の23カ月ぶり低水準から回復した。