ガザで学校空爆、子供含む18人死亡 ガザ財団は配給中止

6月4日、イスラエル軍は、パレスチナ自治区ガザのハンユニスでパレスチナ人避難民が身を寄せる学校を空爆し、子どもを含む少なくとも10人が死亡した。写真は、イスラエル軍が避難命令を発した後、パレスチナ人が家を離れる様子。6月3日、ガザのハンユニスで撮影(2025年 ロイター/Hatem Khaled)
[カイロ 4日 ロイター] - イスラエル軍は4日午前、パレスチナ自治区ガザ南部のハンユニスでパレスチナ人避難民が身を寄せる学校を空爆し、女性や子どもを含む少なくとも18人が死亡した。地元保健当局が明らかにした。
この日の死者は現時点で21人に上っている。
イスラエルのコメントは取れていない。
住民によると、イスラエル軍は前日、イスラム組織「ハマス」など武装組織と戦うとして、住民に対し自宅を離れ西へ向かうよう警告するビラを投下。ハンユニスの一部地域で空爆と戦車による砲撃をエスカレートさせている。
また、米国の支援を受ける「ガザ人道財団」は、配給所付近で前日、多数のパレスチナ人が殺害されたことを受けて、4日の配給を中止すると発表した。
財団は、人の流れを誘導し混乱を最小限に抑えるようイスラエル軍に要請したと表明。「われわれの最優先事項は、援助を受ける一般市民の安全と尊厳を確保することだ」と述べた。