原油先物はほぼ横ばい、OPECプラス会合を控え警戒感

アジア時間の原油先物はほぼ横ばい。8月の生産量を決める主要産油国の会合を控え、警戒感が漂っている。中国・浙江省舟山の石油ターミナルに停泊したタンカーの資料写真。2023年1月撮影。チャイナ・デーリー提供(2025年 ロイター)
[シンガポール 2日 ロイター] - アジア時間の原油先物はほぼ横ばい。8月の生産量を決める主要産油国の会合を控え、警戒感が漂っている。
0124GMT(日本時間午前10時24分)時点で、北海ブレント先物は0.01ドル高の1バレル=67.12ドル、米WTI先物は0.05ドル安の65.40ドル。
イランとイスラエルの停戦を受け、中東産油地域の供給障害懸念が後退する中、ブレントは6月25日以降、69.04─66.34ドルの間で取引されている。
プライス・フューチャーズ・グループのシニアアナリスト、フィル・フリン氏は「地政学リスクが低下し、石油輸出国機構(OPEC)の増産を巡る警戒から、原油価格は狭いレンジで推移しているようだ」と語った。
関係者によると、OPECとロシアなど非加盟産油国で構成する「OPECプラス」は7月6日の会合で、日量41万1000バレルの大幅増産を8月に実施する計画を発表するという。