最新記事
運動

健康寿命を延ばす、歩く筋トレ「ラッキング」とは？...専門家も認める「軍隊式」有酸素運動の進化

Welcome to 'Weighted Walking,' the New Fitness Trend Everyone Swears By

2025年5月24日（土）08時25分
ルーシー・ノタラントニオ

ラッキングは初心者に最適

19年以上にわたり健康寿命の向上を支援してきた運動指導者のベン・スピック氏は、ラッキングは多くの人にとって安全かつ始めやすく、運動習慣の入り口にもなるとして、次のように語る。

「エネルギー消費を穏やかに高めながら脂肪燃焼を促進できますし、日常生活にも無理なく取り入れられます。水の入ったペットボトルや本を詰めた普通のリュックでも十分です。ストラップを正しく調節すれば、すぐに始められます」


　

サウスカロライナ州チャールストンの会社経営者であるヘレン・リランド氏は、毎晩、夕食後に10ポンド（約4.5kg）のリュックを背負って1マイル（約1.6km）歩くことが日課で、そのラッキング動画はインスタグラムで500万回以上再生されている。

「年齢を重ねても骨を健康に保つ方法を調べていたときに、ラッキングを知りました。姿勢もコアの筋力（インナーマッスル）も改善されましたし、ウォーキングに負荷を加えることがとても簡単で、しかも歩くことが大好きになりました！」とリランド氏は語る。


次のステップはウェイトベスト

そのラッキングに慣れてきたら、次はウェイトベストの出番だと述べるのは、メリーランド州でパーソナルジムのオーナーでもある、運動指導者のベン・スピック氏だ。

特に体重を使った、筋持久力トレーニングをしたい人には、ウェイトベストの方が理想的であるとし、脂肪を燃焼させるには継続性こそがカギであると指摘する。

【関連記事】
心臓専門医が薦める「ダークチョコ×紅茶」最強の組み合わせ...血管をケアする「フラバノール」とは？【最新研究】
「空腹」こそが「未来の医療」になる時代へ...「ファスティングの科学」とは？
サウナは本当に健康にいいのか？...科学が示す「整う」の真価【最新研究】

次のページ動画で話題の「ベスト派」
あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

米政府、現時点でボーイング７８７の運航停止命じず　
2025.06.13

ワールド

トランプ氏、イラン核問題の外交的解決に引き続きコミ
2025.06.13

ビジネス

カリフォルニアなど11州、議会の自動車規制無効化決
2025.06.13

ワールド

イスラエル、早ければ15日にもイラン攻撃の可能性＝
2025.06.13
ニュース速報一覧
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集：非婚化する世界
特集：非婚化する世界
2025年6月17日号（6/10発売）

非婚化・少子化の波がアメリカもヨーロッパも襲う。世界の経済や社会福祉、医療はどうなる？

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    大阪万博は特に外国人の評判が最悪...「デジタル化未満」の残念ジャパンの見本市だ
  • 2
    「サイドミラー1つ作れない」レアアース危機･第3波でパニック...中国の輸出規制が直撃する「グローバル自動車産業」
  • 3
    庭にクマ出没、固唾を呑んで見守る家主、そして次の瞬間...「信じられない行動」にネット驚愕
  • 4
    「セレブのショーはもう終わり」...環境活動家グレタ…
  • 5
    右肩の痛みが告げた「ステージ4」からの生還...「生…
  • 6
    アメリカは革命前夜の臨界状態、余剰になった高学歴…
  • 7
    【クイズ】今日は満月...6月の満月が「ストロベリー…
  • 8
    【動画あり】242人を乗せたエア・インディア機が離陸…
  • 9
    脳も体も若返る！ 医師が教える「老後を元気に生きる…
  • 10
    今こそ「古典的な」ディズニープリンセスに戻るべき…
  • 1
    庭にクマ出没、固唾を呑んで見守る家主、そして次の瞬間...「信じられない行動」にネット驚愕
  • 2
    「ママ...！」2カ月ぶりの再会に駆け寄る13歳ラブラドールに涙
  • 3
    大阪万博は特に外国人の評判が最悪...「デジタル化未満」の残念ジャパンの見本市だ
  • 4
    「セレブのショーはもう終わり」...環境活動家グレタ…
  • 5
    猫に育てられたピットブルが「完全に猫化」...ネット…
  • 6
    ふわふわの「白カビ」に覆われたイチゴを食べても、…
  • 7
    ひとりで浴槽に...雷を怖れたハスキーが選んだ「安全…
  • 8
    50歳を過ぎた女は「全員おばあさん」？...これこそが…
  • 9
    プールサイドで食事中の女性の背後...忍び寄る「恐ろ…
  • 10
    脳も体も若返る！ 医師が教える「老後を元気に生きる…
  • 1
    【定年後の仕事】65歳以上の平均年収ランキング、ワースト2位は清掃員、ではワースト1位は？
  • 2
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害と環境汚染を引き起こしている
  • 3
    日本はもう「ゼロパンダ」でいいんじゃない？ 和歌山、上野...中国返還のその先
  • 4
    一瞬にして村全体が消えた...スイスのビルヒ氷河崩壊…
  • 5
    大爆発で一瞬にして建物が粉々に...ウクライナ軍「Mi…
  • 6
    庭にクマ出没、固唾を呑んで見守る家主、そして次の…
  • 7
    「ママ...！」2カ月ぶりの再会に駆け寄る13歳ラブラ…
  • 8
    ドローン百機を一度に発射できる中国の世界初「ドロ…
  • 9
    あなたも当てはまる？ 顔に表れるサイコパス・ナルシ…
  • 10
    【クイズ】EVの電池にも使われる「コバルト」...世界…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中

OSZAR »