ニュース速報
ワールド

イスラエル、イラン首都に大規模攻撃 政治犯収容刑務所も対象

2025年06月23日(月)21時18分

 6月23日、イスラエル軍は、夜間にイランの首都テヘランの地対空ミサイル発射装置と西部ケルマンシャーのミサイル・レーダー施設を攻撃したと発表した。写真はテヘランでの米国への抗議活動の様子。22日撮影(2025年 ロイター/Majid Asgaripour/WANA)

[イスタンブール/テルアビブ 23日 ロイター] - イスラエル軍は23日、イランの首都テヘランにこれまでで最も激しい攻撃を実施、政治犯を収容する刑務所も攻撃した。

夜間にはテヘランの地対空ミサイル発射装置と西部ケルマンシャーのミサイル・レーダー施設も攻撃した。

攻撃したエヴィン刑務所は、1979年のイラン革命以降、政治犯の収容・処刑で知られている。

イスラエルのカッツ国防相は声明で、もはや当初表明していた核開発計画やミサイルに関連した施設への攻撃に限定せず、イラン政府の権力基盤関連の対象も狙う方針を示し、前例のない規模で攻撃していると述べた。

一方、23日未明にイランからイスラエルに向け発射されたミサイルは迎撃したとしている。商都テルアビブや中部では夜間に空襲警報のサイレンが鳴り響いた。

イランの通信社は、テヘラン中心部の防空装置が「敵の標的」に対抗するため作動し、首都の南東に位置し軍事施設のあるパルチンがイスラエル軍の空爆を受けたと報じた。

イスラエルの国営放送によると、イラン領内でイスラエルの無人機「ヘルメス」が撃墜された。

イランのアラグチ外相は23日、モスクワでプーチン大統領と会談した。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

訂正ナイキ、米国向け製品の中国依存低減を計画 関税

ビジネス

都区部コアCPI、6月は+3.1%に鈍化 エネルギ

ビジネス

原油先物は続伸、中東供給リスク低下で週間では大幅下

ビジネス

香港IPO・重複上場が上期に活発化、21年以来の好
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:世界が尊敬する日本のCEO
特集:世界が尊敬する日本のCEO
2025年7月 1日号(6/24発売)

不屈のIT投資家、観光ニッポンの牽引役、アパレルの覇者......その哲学と発想と行動力で輝く日本の経営者たち

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    イランを奇襲した米B2ステルス機の謎...搭乗した専門家が語る戦略爆撃機の「内側」と「実力」
  • 2
    サブリナ・カーペンター、扇情的な衣装で「男性に奉仕する」ポーズ...アルバム写真に「女性蔑視」批判
  • 3
    韓国が「養子輸出大国だった」という不都合すぎる事実...ただの迷子ですら勝手に海外の養子に
  • 4
    定年後に「やらなくていいこと」5選──お金・人間関係…
  • 5
    【クイズ】北大で国内初確認か...世界で最も危険な植…
  • 6
    「小麦はもう利益を生まない」アメリカで農家が次々…
  • 7
    「コーヒーを吹き出すかと...」ディズニーランドの朝…
  • 8
    伊藤博文を暗殺した安重根が主人公の『ハルビン』は…
  • 9
    単なる「スシ・ビール」を超えた...「賛否分かれる」…
  • 10
    夜道を「ニワトリが歩いている?」近付いて撮影して…
  • 1
    「コーヒーを吹き出すかと...」ディズニーランドの朝食が「高額すぎる」とSNSで大炎上、その「衝撃の値段」とは?
  • 2
    「あまりに愚か...」国立公園で注意を無視して「予測不能な大型動物」に近づく幼児連れ 「ショッキング」と映像が話題に
  • 3
    妊娠8カ月の女性を襲ったワニ...妊婦が消えた川辺の「緊迫映像」
  • 4
    JA・卸売業者が黒幕説は「完全な誤解」...進次郎の「…
  • 5
    10歳少女がサメに襲われ、手をほぼ食いちぎられる事…
  • 6
    「小麦はもう利益を生まない」アメリカで農家が次々…
  • 7
    定年後に「やらなくていいこと」5選──お金・人間関係…
  • 8
    飛行機内で「最悪の行為」をしている女性客...「あり…
  • 9
    サブリナ・カーペンター、扇情的な衣装で「男性に奉…
  • 10
    イランを奇襲した米B2ステルス機の謎...搭乗した専門…
  • 1
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害と環境汚染を引き起こしている
  • 2
    「コーヒーを吹き出すかと...」ディズニーランドの朝食が「高額すぎる」とSNSで大炎上、その「衝撃の値段」とは?
  • 3
    一瞬にして村全体が消えた...スイスのビルヒ氷河崩壊の瞬間を捉えた「恐怖の映像」に広がる波紋
  • 4
    「あまりに愚か...」国立公園で注意を無視して「予測…
  • 5
    妊娠8カ月の女性を襲ったワニ...妊婦が消えた川辺の…
  • 6
    庭にクマ出没、固唾を呑んで見守る家主、そして次の…
  • 7
    大爆発で一瞬にして建物が粉々に...ウクライナ軍「Mi…
  • 8
    10歳少女がサメに襲われ、手をほぼ食いちぎられる事…
  • 9
    「ママ...!」2カ月ぶりの再会に駆け寄る13歳ラブラ…
  • 10
    JA・卸売業者が黒幕説は「完全な誤解」...進次郎の「…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中

OSZAR »